公開情報

01-介護職員初任者研修に伴う公表情報

情報の種類 内容
法人情報 学校法人 綾羽育英会
〒525-0025
滋賀県草津市西渋川一丁目18番1号
理事長 河本 英典
研修事業 綾羽高等学校
〒525-0025
滋賀県草津市西渋川一丁目18番1号
学校長 佐々 康浩
理念 開講の目的:今後益々多様化する介護ニーズに対応し、高齢者や障がいをもつ方々が、それぞれの環境や価値観の中で築き上げてきた、その人らしい生活を自分らしく生きていただけるよう、支援できる人材を育成するため
取得資格 介護福祉士国家試験受験資格
介護職員初任者研修課程
取得対象者 綾羽高等学校 介護福祉科 2年生対象
カリキュラム ※1(カリキュラム日程表をご参照ください)
実績情報 2013年:29名、2014年:22名
受講者へのメッセージ 介護職員初任者研修課程は、従来の訪問介護員(ホームヘルパー)と呼ばれる資格になります。高齢者や障がい者のある方と関わり、入浴、排泄、着替えなどの 「身体介護サービス」、掃除、洗濯、食事のしたく、買い物代行などの「家事援助サービス」、通院などのための乗車・降車の介助などが、行える資格です。
人と関わることが好きな方や責任感が強く、誰かのお手伝いをしたい!!という方をお待ちしております!

02-カリキュラム日程表

研修日時 科目番号
教科番号・教科名
講師名
月日 時間
1学期 1時間 開校式
1学期
2時間
4時間
1 職務の理解
(1)多様なサービスの理解
(2)介護職の仕事内容や働く現場の理解
本校教員
1学期
3時間
4時間
2時間
2 介護における尊厳の保持・自立支援
(1)人権と尊厳を支える介護
(2)自立に向けた介護
(3)人権に関する基礎知識
本校教員
1学期
1時間
2時間
2時間
1時間
3 介護の基本
(1)介護職の役割、専門性と多職種との連携
(2)介護職の職業理念
(3)介護における安全の確保とリスクマネジメント
(4)介護職の安全
(1・2)本校教員
(3・4)看護師
1学期
3時間
3時間
3時間
4 介護・福祉サービスの理解と医療との連携
(1)介護保険制度
(2)医療との連携とリハビリテーション
(3)障害者総合支援制度およびその他制度
(1・3)本校教員
(2)理学療法士
(2)看護師
1学期
3時間
3時間
5 介護におけるコミュニケーション技術
(1)介護におけるコミュニケーション
(2)介護におけるチームのコミュニケーション
本校教員
1学期
4時間
2時間
6 老化の理解
(1)老化に伴うこころとからだの変化と日常
(2)高齢者と健康
本校教員
1学期
1時間
2時間
2時間
1時間
7 認知症の理解
(1)認知症を取り巻く状況
(2)医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理
(3)認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活
(4)家族への支援
本校教員
1学期
1時間
1時間
1時間
8 障害の理解
(1)障害の基礎的理解
(2)障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援 等の基礎的知識
(3)家族の理解、かかわり支援の理解
本校教員
1学期
5時間
5時間
5時間
9 こころとからだのしくみと生活支援技術
【Ⅰ基本知識の学習】
(1)介護の基本的な考え方
(2)介護に関するこころのしくみの基本的理解
(3)介護に関するからだのしくみの基本的理解
本校教員
1学期
2学期

5時間
5時間
6時間
6時間
6時間
6時間
6時間
6時間
6時間
【Ⅱ生活支援技術の学習】
(4)生活と家事
(5)快適な居住環境整備と介護
(6)整容に関連したこころとからだのしくみ
(7)移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
(8)食事に関連したこころとからだのしくみ
(9)入浴、清潔保持に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
(10)排泄に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
(11)睡眠に関したこころとからだのしくみと自立に向けた介護
(12)死にゆく人に関したこころとからだのしくみと終末期介護
本校教員
2学期
5時間
5時間
【Ⅲ生活支援技術演習】
(14)介護過程の基礎的理解
(15)総合生活支援技術演習
本校教員
2学期
2時間
2時間
10 振り返り
(1)振り返り
(2)就業への備えと研修修了後における継続的な研修
本校教員
計130時間 時間数内訳  
3学期 1時間 11 修了評価
修了評価筆記試験
修了判定会議
試験結果集計・採点・合否発表
本校教員
3学期 修了式  

03-研修区分表

科目・教科 研修時間 到達目標・講義の内容・演習の実施方法
実習実施内容・通信学習課題の概要等
通学 通信 実習
1 職務の理解
(6時間)
6     6 【到達目標】
高齢者や障がいがある人などの介護を必要とする人が人間の尊厳を保ちながら、自立した生活を維持していくためには、保健・医療・福祉その他の関連する専門 職や家族、地域が一つのチームとなって連携し、これらのチームを支援することが必要であることを理解できる。
(1)多様なサービスの理解 2     2 【講義内容】
  • ①介護保険サービス
  • ②介護保険外サービス
【演習内容】
事例を元に、KJ法を活用しながらどのような専門職がどのようなサービスを展開していくかを考えさせる。
(2)介護職の仕事内容や働く現場の理解 4     4 【講義内容】
  • ①居宅、施設の多様な働く現場におけるそれぞれの仕事内容
  • ②居宅、施設の実際のサービス提供現場の具体的なイメージ
  • ③ケアプランの位置づけに始まるサービスの提供に至るまでの一連の業務の流れとチームアプローチ・他職種、介護保険外サービスを含めた地域の社会資源との連携
【演習内容】
居住している利用者に対し、福祉サービスにはどのようなものがあり、どのような福祉サービスが必要であるか、グループワークをさせる
2 介護における尊厳の保持・自立支援
(9時間)
9     9 【到達目標】
介護職が、利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し、自立支援、介護予防という介護・福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点およびやってはいけない行動例を理解できる
(1)人権と尊厳を支える介護 3     3 【講義内容】
(1)人間と尊厳の保持
  • ①個人としての尊厳
  • ②アドボカシー
  • ③エンパワメントの視点
  • ④「役割」の実感
  • ⑤尊厳ある暮らし
  • ⑥利用者のプライバシーの保護
(2)ICF:介護分野におけるICF
(3)QOL:①QOLの考え ②生活の質
(4)ノーマライゼーション:ノーマライゼーションの考え方
(5)虐待防止:身体拘束禁止
  • ①身体拘束禁止
  • ②高齢者虐待防止法
  • ③高齢者の養護者支援
(6)個人の権利を守る制度の概要
  • ①個人情報保護法
  • ②成年後見制度
  • ③日常生活自立支援事業
【演習内容】
・事例検討
・高齢者施設を振り返り、人権の尊重が成されていると感じた点や人権の尊重が成されていないと感じた点をまとめさせ、グループディスカッションを行う
(2)自立に向けた介護 4     4 【講義内容】
(1)自立支援
  • ①自立・自律支援
  • ②残存能力の活用
  • ③動機の欲求
  • ④意欲を高める支援
  • ⑤個別支援
  • ⑥重度化防止
(2)介護予防
介護予防の考え方
【演習内容】
・事例検討
(3)人権に関する基礎知識 2     2 【講義内容】
(1)人権に関する基礎知識
  • ①人権に関する基本的な知識、同和問題等
【演習内容】
・ワークシート
3 介護の基本
(6時間)
6     6 【到達目標】
・介護職に求められる専門性と職業倫理の必要性に気づき、職務におけるリスクとその対応策のうち重要なものを理解している
・介護を必要としている人の個別性を理解し、その人の生活を支えるという視点から支援を捉える事ができる
(1)介護職の役割、専門性と多職種との連携 1     1 【講義内容】
(1)介護環境の特徴の理解
  • ①訪問看護と施設介護サービスの違い
  • ②地域包括ケアの方向性
(2)介護の専門性
  • ①重度化防止・遅延化の視点
  • ②利用者主体の支援
  • ③自立した生活を支えるための援助
  • ④根拠ある介護
  • ⑤チームケアの重要性
  • ⑥事業所内のチーム
  • ⑦他職種から成るチーム
(3)介護に関する職種
  • ①異なる専門性を持つ多職種の理解
  • ②介護支援専門員
  • ③サービス提供責任者
  • ④看護師等とチームとなり利用者を支える意味
  • ⑤チームケアにおける役割分担
(2)介護職の職業倫理 2     2 【講義内容】
(1)職業倫理
  • ①専門職の倫理の意義
  • ②介護の倫理(介護福祉士の倫理と介護福祉士制度等)
  • ③介護職としての社会責任
  • ④プライバシーの保護・尊重
【演習内容】
・介護職としての責任や倫理についてまとめさせ、グループディスカッションを行う
(3)介護における安全の確保とリスクマネジメント 2     2 【講義内容】
(1)介護における安全の確保
  • ①事故に結びつく要因を探り対応していく技術
  • ②リスクとハザード
(2)事故予防、安全対策
  • ①リスクマネジメント
  • ②分析の手法と視点
  • ③情報共有
  • ④事故に至った経緯の報告(家族への報告、市長への報告等)
(3)感染対策
  • ①感染原因と経路(感染源を排除、感染経路の遮断)
  • ②「感染」に対する正しい知識
※介護施設や事業所「感染防止マニュアル」
1:施設内感染対策の立案
2:入所者の感染症の既往の把握
3:感染症発生時の対応と報告など、利用者の感染症の発生や拡大を防ぐだけではなく、介護者の心身の安全を守るためにも必要不可欠な知識である
【演習内容】
施設実習先や自ら生活していく中で、ヒヤリ・ハットだと感じたことを発表させ、解決策を考えさせる
(4)介護職の安全 1     1 【講義内容】
(1)介護職の心身の健康管理
  • ①介護職の健康管理が介護の質に影響
  • ②ストレスマネジメント
  • ③腰痛予防に関する知識
  • ④手洗い・うがいの励行
  • ⑤手洗いの基本
  • ⑥感染症対策
4 介護・福祉サービスの理解と医療との連携
(9時間)
9     9 【到達目標】
介護保険制度や障がい者総合支援制度を担う一員として最低限知っておくべき制度の目的、サービス利用の流れ、各専門職の役割・責務について、その概要のポイントを列挙できる。
(1)介護保険制度 3     3 【講義内容】
(1)介護保険制度創設の背景および目的、動向
  • ①ケアマネジメント
  • ②予防重視型システムへの転換
  • ③地域包括支援センターの設置
  • ④地域包括ケアシステムの推進
(2)仕組みの基礎的理解
  • ①保険制度としての基本的仕組み
  • ②介護給付と種類
  • ③予防給付
  • ④要介護認定の手順
(3)制度を支える財源、組織、団体の機能と役割
  • ①財政負担
  • ②指定介護サービス事業者の指定
【演習内容】
各自が居住する市町村の介護保険料や介護保険の事業所及び施設について調べ、整理する
(2)医療との連携とリハビリテーション 3     3 【講義内容】
  • ①医行為と介護
  • ②訪問看護
  • ③施設における看護と介護の役割・連携
  • ④リハビリテーションの理念
【演習内容】
事例を基に介護職と看護職の連携の在り方、方法についてグループで討論する
(3)障害者総合支援制度およびその制度 3     3 【講義内容】
(1)障害者福祉制度の理念
  • ①障害の理念
  • ②ICF(国際生活機能分類)
(2)障害者総合支援制度の仕組みの基礎的理解
介護給付・訓練等給付の申請から支給決定まで
(3)個人の権利を守る制度の概要
  • ①個人情報保護法
  • ②成年後見制度
  • ③日常生活自立支援事業
5 介護におけるコミュニケーション技術
(6時間)
6     6 【到達目標】
高齢者や障がい者のコミュニケーション能力は一人ひとり異なることと、その違いを認識してコミュニケーションを取ることが専門職に求められていることを認 識し、初任者として最低限の取るべき(取るべきでない)行動例を理解できる
(1)介護におけるコミュニケーション 3     3 【講義内容】
(1)介護におけるコミュニケーションの意義、目的、役割
  • ①相手のコミュニケーション能力への理解と配慮
  • ②傾聴
  • ③共感の応答
(2)コミュニケーションの技術、道具を用いた言語的コミュニケーション
  • ①言語的コミュニケーション
  • ②非言語的コミュニケーション
(3)利用者・家族とのコミュニケーションの実際
  • ①利用者の思いの把握
  • ②意欲低下の要因を考える
  • ③利用者の感情に共感する
  • ④家族の心理的理解
  • ⑤家族へのいたわりと励まし
  • ⑥信頼関係の形成
  • ⑦自分の価値観で家族の意向を判断し非難することがないようにする
  • ⑧アセスメントの手法とニーズとデマンドの違い
(4)利用者の状況・状況に応じたコミュニケーション技術の実際
  • ①視力、聴力の障がいに応じたコミュニケーション技術
  • ②失語症に応じたコミュニケーション技術
  • ③構音障がいに応じたコミュニケーション技術
  • ④認知症に応じたコミュニケーション技術
【演習内容】
2人1組やグループワークにわかれて、場面設定や事例をもとにロールプレイや討論を行う
(2)介護におけるチームのコミュニケーション 3     3 【講義内容】
(1)記録における情報の共有化
  • ①介護における記録の意義・目的、利用者の状態を踏まえた観察と記録
  • ②介護に関する記録の種類
  • ③個別援助計画書(訪問・通所・入所・福祉用具貸与)
  • ④ヒヤリハット報告書
  • ⑤5W1H
(2)報告
  • ①報告の留意点
  • ②連絡の留意点
  • ③相談の留意点
(3)コミュニケーションを促す環境
  • ①会議
  • ②情報共有の場
  • ③役割の認識の場(利用者と頻回に接触する介護者に求められる観察眼)
  • ④ケアカンファレンスの重要性
【演習内容】
事例をもとに適切な記録の方法について演習を行う
6 老化の理解
(6時間)
6     6 【到達目標】
加齢・老化に伴う心身の変化や疾病について、生理的な側面から理解することの重要性に気づき、自らが継続的に学習すべき事項を理解できる
(1)老化に伴うこころとからだの変化と日常 4     4 【講義内容】
(1)老年期の発達と老化に伴う心身の変化の特徴
  • ①防衛反応(反射)
  • ②喪失体験
(2)老化に伴う心身の機能の変化と日常生活への影響
  • ①身体的機能の変化と日常生活への影響
  • ②咀嚼機能低下
  • ③筋・骨・関節の変化
  • ④体温維持機能の変化
  • ⑤精神的機能の変化と日常生活への影響
【演習内容】
人物の絵に、高齢者の身体特徴を書き込みながら理解を深め、かかりやすい病気の傾向やケアの方法を理解する
(2)高齢者と健康 2     2 【講義内容】
(1)高齢者の疾病と生活上の留意点
  • ①骨折
  • ②筋力の低下と動き・姿勢の変化
  • ③関節痛
(2)高齢者に多い病気とその日常生活上の留意点
  • ①循環器障がい(脳梗塞、脳出血、虚血性心疾患)
  • ②循環器障がいの危険因子と対策
  • ③老年期うつ病
  • ④誤嚥性肺炎
  • ⑤病状の小さな変化に気づく視点
  • ⑥高齢者は感染症にかかわりやすい
7 認知症の理解
(6時間)
6     6 【到達目標】
介護において認知症を理解することの必要性に気づき、認知症の利用者を介護する時の判断基準となる原則を理解できる
(1)認知症を取り巻く状況 1     1 【講義内容】
(1)認知症ケアの理念
  • ①パーソンセンタードケア
  • ②認知症ケアの視点
(2)医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理 2     2 【講義内容】
・認知症の概念 ・認知症の原因疾患とその病態、原因
・疾患別ケアのポイント ・健康管理
  • ①認知症の定義
  • ②物忘れとの違い
  • ③せん妄症状
  • ④健康管理(脱水・便秘・低栄養・低運動の防止、口腔ケア)
  • ⑤治療
  • ⑥薬物療法
  • ⑦認知症に使用される薬
【演習内容】
認知症と類似症状(せん妄、うつ病)の違いについてまとめさせる
(3)認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活 2     2 【講義内容】
(1)認知症の人の生活障がい、心理・行動の特徴
  • ①認知症の中核症状
  • ②認知症の行動・心理症状(BPSD)
  • ③不適切なケア
  • ④生活環境で改善
(2)認知症の利用者への対応
  • ①本人の気持ちを推察する
  • ②プライドを傷つけない
  • ③相手の世界に合わせる
    ④失敗しないような状況をつくる
  • ⑤すべての援助行為がコミュニケーションであると考えること
  • ⑥身体を通したコミュニケーション
  • ⑦相手の様子・表情・視線・姿勢などから気持ちを洞察する
  • ⑧認知症の進行に合わせたケア
(4)家族への支援 1     1 【講義内容】
  • ①認知症の受容過程での援助
  • ②介護負担の軽減(レスパイトケア)
【演習内容】
認知症の方を介護する家族への関わり方について、グループで討論する
8 障害の理解
(3時間)
3     3 【到達目標】
障がいの概念とICF、障がい者福祉の基本的考え方について理解し、介護における基本的な考え方について理解できる
(1)障害の基礎的理解 1     1 【講義内容】
(1)障がいの概念とICF
  • ①ICFの分類と医学的分類
  • ②ICFの考え方
(2)障がい者福祉の基本理念
  • ①ノーマライゼーションの概念
【演習内容】
「障がい者」とは何か、「障がい者の自立」という視点から自分の考えをまとめる
(2)障害の医学的側面、生活障害、
心理・行動の特徴、 かかわり支援等の基礎的知識
1     1 【講義内容】
(1)身体障害
  • ①視覚障害
  • ②聴覚、平衡障害
  • ③音声・言語・咀嚼障害
  • ④肢体不自由
  • ⑤内部障害
(2)知的障害
  • ①知的障害
(3)精神障害(高次脳機能障害・発達障害を含む)
  • ①統合失調症・気分(感情障害)・依存症などの精神疾患
  • ②高次脳機能障害
  • ③広汎性発達障害・学習障害・注意欠陥多動性障害などの発達障害
(4)その他の心理の機能障害 【演習内容】
障害を受容していく過程で必要な支援についてグループで討論する
(3)家族の心理、かかわり支援の理解 1     1 【講義内容】
家族への支援
  • ①障害の理解・障害の受容支援
  • ②介護負担の軽減
【演習内容】
事例を用いて、家族の心理状況を読みとる
9 こころとからだのしくみと生活支援技術
(75時間)
75     75 【到達目標】
・介護技術の根拠となる人体の構造や機能に関する知識を習得し、安全な介護サービスの提供方法等を理解し基礎的な一部または全介助等の介護が実施できる
・尊厳を保持し、その人の自立および自律を尊重し、持てる力を発揮してもらいながら、その人の在宅・地域等での生活を支える介護技術や知識を習得する
【Ⅰ基本知識の学習(15時間)】 15     15  
(1)介護の基本的な考え方 5     5 【講義内容】
  • ①倫理に基づく介護(ICFの視点に基づく生活支援、我流介護の排除)
  • ②法的根拠に基づく介護
【演習内容】
様々な介護場面において、留意点を考えまとめさせる
(2)介護に関するこころのしくみの基本的理解 5     5 【講義内容】
  • ①学習と記憶の基礎知識
  • ②感情と意欲の基礎知識
  • ③自己概念と生きがい
  • ④老化や障がいを受け入れる適応行動とその阻害要因
  • ⑤こころの持ち方が行動に与える影響
  • ⑥からだの状態がこころに与える影響
【演習内容】
加齢に伴う社会面・身体面の変化について各自整理させる
(3)介護に関するからだのしくみの基礎的理解 5     5 【講義内容】
  • ①人格の各部の名称と動きに関する基礎知識
  • ②骨・関節・筋に関する基礎知識、ボディメカニクスの活用
  • ③中枢神経系と体性神経に関する基礎知識
  • ④自律神経と内部器官に関する基礎知識
  • ⑤こころとからだを一体的に捉える
  • ⑥利用者の様子の段階との違いに気づく視点
【演習内容】
転倒の可能性や施設・在宅での危険性を考える
【Ⅱ生活支援技術の学習(50時間)】 50     50  
(4)生活と家事 5     5 【講義内容】
家事と生活の理解、家事援助に関する基礎的知識と生活支援
  • ①生活歴
  • ②自立支援
  • ③予防的な対応
  • ④主体性・能動性を引き出す
  • ⑤多様な生活習慣
  • ⑥価値観
【演習内容】
事例検討
(5)快適な居住環境整備と介護 5     5 【講義内容】
快適な居住環境に関する基礎知識、高齢者・障がい者特有の居住環境整備と福祉用具に関する留意点と支援方法
  • ①家庭内に多い事故
  • ②バリアフリー
  • ③住宅改修
  • ④福祉用具貸与
【演習内容】
事例検討
居宅で高齢者・障がい者が生活する上で、必要と考える住宅改修をまとめさせる
(6)整容に関連したこころとからだの
しくみと自立に向けた介護
6     6 【講義内容】
整容に関する基礎知識、整容の支援技術
  • ①身体状況に合わせた衣服の選択、着脱
  • ②身じたく
  • ③整容行動、洗面の意義・効果
【実技内容】
前開きパジャマ・トレーナー・ゆかたの着脱介助を2人ペアで実践する
(7)移動・移乗に関連したこころとからだの
しくみと自立に向けた介護
6     6 【講義内容】
・移動・移乗に関する基礎知識・さまざまな移動・移乗に関する用具とその活用方法・利用者、介助者にとって負担の少ない移動・移乗を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法
・移動と社会参加の留意点と支援
  • ①利用者と介護者の双方が安全で安楽な方法
  • ②利用者の自然な動きの活用
  • ③残存能力の活用・自立支援
  • ④重心・重力の働きの理解
  • ⑤ボディメカニクスの基本原理
  • ⑥移乗介助の具体的な方法(車いすへの移乗の具体的な方法、全面介助でのベッド・車いす間の移乗、全面介助で車いす・洋式トイレ間移乗)
  • ⑦移乗介助(車いす・歩行器・つえ等)
  • ⑧褥瘡予防
【実技内容】
※2人ペアとなり、利用者役と介助者役の双方実施
・体位交換 → シーツ交換、褥瘡予防
・車いすの操作(介助方法)
・全面介助:車いす → ベッド移乗、洋式トイレ移乗
・外部での移動練習(杖、歩行器、車いすでの介助)
(8)食事に関連したこころとからだの
しくみと自立に向けた介護
6     6 【講義内容】
・食事に関する基礎知識
・食事環境の整備、食事に関連した用具、食器の活用方法と食事形態とからだのしくみ
・楽しい食事を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法
・食事と社会参加の留意点と支援
  • ①食事をする意味
  • ②食事のケアに対する介護者の意義
  • ③低栄養の弊害
  • ④脱水の弊害
  • ⑤食事と姿勢
  • ⑥咀嚼・嚥下のメカニズム
  • ⑦空腹感
  • ⑧満腹感
  • ⑨好み
  • ⑩食事の環境整備(時間・場所等)
  • ⑪食事に関した福祉用具の活用と介助方法
  • ⑫口腔ケアの定義
  • ⑬誤嚥性肺炎の予防
【実技内容】
※2人ペアとなり、利用者役と介助者役の双方実施
・嚥下体験(嚥下機能を感じる体験)
・食品形態別による体験
・とろみを利用した水分摂取
・食事介助の実際(寝ている人・車いす・椅子への介助)
(9)入浴、清潔保持に関連したこころと
からだのしくみと自立に向けた介護
6     6 【講義内容】
・入浴、清潔保持に関連した基礎知識
・さまざまな入浴用具と整容用具の活用方法
・楽しい入浴を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法
  • ①羞恥心や遠慮への配慮
  • ②体調の確認
  • ③全身清拭(身体状況の確認、室内環境の調整、使用物品の準備と使用方法、全身の拭き方、身体の支え方)
  • ④目・鼻腔・耳・爪の清潔方法
  • ⑤陰部洗浄(臥床状態での方法)
  • ⑥足浴・手浴・洗髪
【実技内容】
・機械浴を使用し、洗髪、洗身を行う
・機械浴を使用し、機械浴の介助方法
・手浴、足浴の介助方法
・顔の清潔の保持
(10)排泄に関連したこころとからだの
しくみと自立に向けた介護
6     6 【講義内容】
・排泄に関する基礎知識、さまざまな排泄環境整備と排泄用具の活用方法
・爽快な排泄を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法
  • ①排泄とは
  • ②身体面(生理面)での意味
  • ③心理面での意味
  • ④社会的意味
  • ⑤プライド羞恥心
  • ⑥プライバシーの保護
  • ⑦おむつは最後の手段/おむつ使用の弊害
  • ⑧排泄障がいが日常生活上に及ぼす影響
  • ⑨排泄ケアを受けることで生じる心理的な負担・尊厳や生きる意欲との関連
  • ⑩一部介助を要する利用者のトイレ介助の具体的方法
  • ⑪便秘の予防(水分の摂取量保持、食事内容の工夫/繊維質の食事を多く取り入れる、腹部マッサージ)
【実技内容】
・車いすからトイレへの移乗及び介助
・ポータブルトイレへの移乗及び介助
・ベッド上での差し込み尿器、便器の介助
・ベッド上でのおむつ交換の介助
(11)睡眠に関したこころとからだの
しくみと自立に向けた介護
5     5 【講義内容】
・睡眠に関する基礎知識、さまざまな睡眠環境と用具の活用方法
・快い睡眠を阻害するこころとからだの要因の理解と支援方法
  • ①安眠のための介護の工夫
  • ②環境の整備(温度や湿度、光、音、よく眠るための寝室)
  • ③安楽な姿勢・褥瘡予防
【実技内容】
・安楽な体位の体験
・ビーズクッション等を活用した安楽な体位の確保
・安眠を促すマッサージ方法
(12)死にゆく人に関したこころと
からだのしくみと終末期
5     5 【講義内容】
・終末期に関する基礎知識とこころとからだのしくみ
・生から死への過程
・「死」に向き合うこころの理解
・苦痛の少ない死への援助
  • ①終末期ケアとは
  • ②高齢者の死に至る過程(高齢者の自然死(老衰)、癌死)
  • ③臨終が近づいたときの兆候と介護
  • ④介護従事者の基本的態度
  • ⑤多職種間の情報共有の必要性
【演習内容】
死に対するイメージや「延命治療」や「尊厳死」について、デイベートを行う
【Ⅲ生活支援技術演習(10時間)】 10     10  
(14)介護過程の基礎的理解 5     5 【講義内容】
  • ①介護過程
  • ②介護過程とチームアプローチ
【演習内容】
・事例をもとに、ケアプランを作成する
(15)総合生活支援技術演習 5     5 【講義内容】
(事例による展開)
生活の各場面での介護については、ある状態像の利用者を想定し、一連の生活支援を提供する流れの理解と技術の習得、利用者の心身の状況にあわせた介護を提供する視点の習得を目指す
  • ①事例の提示→こころとからだの力が発揮できない要因の分析→適切な支援技術の検討→支援技術演習→支援技術の課題
(1事例1.5時間程度で上のサイクルを実施する)
  • ②事例は高齢(要支援2程度、認知症、片麻痺、座位保持不可)から2事例を選択して実施
【演習内容】
事例をもちいて、必要な支援方法を検討する
【実技内容】
事例に基づき、実技問題を提示し5分以内での介護技術を展開させる
10 振り返り
(4時間)
4     4 【到達目標】
研修全体を振り返り、本研修を通じて学んだことについて再確認を行うとともに、就業後も継続して学習・研鑽する姿勢を形成、学習課題の認識をはかる
(1)振り返り 2     2 【講義内容】
  • ①研修を通じて学んだこと
  • ②今後継続して学ぶべきこと
  • ③根拠に基づく介護についての要点(利用者の状況像に応じた介護と介護過程、身体・心理・社会面を総合的に理解するための知識の重要性、チームアプローチの重要性等)
【演習内容】
「介護職像」をまとめた上で、発表させ周りの意見を聞く
(2)就業への備えと研修修了後における
継続的な研修
2     2
  • ①継続的に学ぶべきこと
  • ②研修終了後における継続的な研修について、具体的にイメージできるような事業所等における実例(off-JT,OJT)を紹介
【演習の実施方法】
研修終了後の継続的な研修の内容や方法について、各自考えをまとめる。

04-研修修了の評価方法と合格基準